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【4/24号】みんな大好き桜吹雪も塗装工事には大敵?!春に起こりやすい現象と季節品について

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いつも大変お世話になっております。
東日本塗料㈱メールマガジン担当の毎度お馴染み亀田智代(元・東海)です。

関東地方は桜も散り、新緑がまぶしい今日この頃、皆様お元気ですか?
晴れた休日の朝に部屋の窓を開け、洗濯物を外に干し、ベランダでアレをカシュっ!
本当に気持ちがいいですよね。そのために仕事をしています。本当です。
ところで、私は花粉症です。スギ・ヒノキだけなのがまだ幸い。
2月くらいから花粉を敏感に感じはじめ、投薬(病院処方の2種計3錠)を始めます。
酔っぱらって帰宅し、薬を飲み忘れる夜があろうものなら、朝は鼻づまりとくしゃみの連発。
一度顔面崩壊をしてしまうと、焦って薬を飲んでもまったく効かず、
とめどなく流れてくる鼻水をかみ続け、持っていたティッシュを使い切り、
居酒屋の店員さんが憐れんで恵んでくれた箱ティッシュも使い切るほど。
顔面崩壊の次の日は、鼻はカッサカサ。上半身はくしゃみのし過ぎでガッチガチ。
しかしながら、やっぱり春は家の窓を開けたい!洗濯物も外に干したい!
というわけで、春は花粉からくしゃみ鼻水の刑をお見舞いされながら、
家でさわやかな風を浴びて飲んでいます。よろしければ一緒にいかがですか?

・・・・さて、今回は、季節をテーマに塗料の説明をしようと思います。

HPリンクはこちら!
みんな大好き桜吹雪も塗装工事には大敵?!春に起こりやすい現象と季節品について
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弊社製品の一部には季節に応じて夏型、冬型で分けられているのはご存知でしょうか。
弊社の代表的な防水材を例に夏型、冬型についてご説明したいと思います。

まず、季節切替のある代表的な防水材は以下の通りです。
【フローン#12・フローン#11】
<夏型>
推奨温度帯 15℃~35℃
切替時期 3月末~4月上旬 
<冬型>
推奨温度帯 5℃~15℃
切替時期 10月末~11月上旬 

逆に、季節切替のない防水材もあります。
【フローン01X】
夏型冬型の概念がない一般通年型 
※冬季は硬化促進剤添加を推奨

なぜ夏型・冬型が分けられているのでしょうか?
それは、どの温度帯においても硬化時間に差が出ないように仕上げるためです。
ご存じの通り、気温が下がれば下がるほど、防水材の硬化には時間がかかります。
そのため、気温が下がる冬場に使用していただく場合でも、
冬型は効果しやすいように設計されており、
使用感に変化が出ないようにしているのです。
逆に、夏型は敢えて硬化を遅らせるように設計されています。
また、冬に施工をすると、塗料粘度が高くなりがちですが、
冬型は夏型に比べて粘度を落としているため、寒い中でも塗りやすくなっています。

では、季節品を誤ったタイミングで使ってしまうとどうなるのでしょうか?

【フローン#12夏型を真冬に使ってしまった場合】
規定時間では硬化しません。
最悪の場合、いつまで経っても硬化しない状況が発生してしまいます。

【フローン#12冬型を真夏に使ってしまった場合】
規定時間よりも早く硬化してしまいます。
最悪の場合、作業途中で硬化してしまう状況が発生してしまいます。

以上のことから、夏型・冬型の概念がある製品は、
それぞれの推奨温度帯に使うことが非常に重要なのです。

また、今回は、春に起こりやすい不具合事例を2点、ご紹介しましょう!

【マッドカーリング現象】
春先の花粉や黄砂が多い時期は注意が必要です!
砂付きアスファルトルーフィングやシングル面の改修施工が終了し、
しばらくしてから施工場所を確認すると、
稀に、塗膜に花が咲いたように表面がめくれてしまう現象が発生します。

この現象を「マッドカーリング現象」といいます。
ここで「JWMA防水用語辞典」から引用した説明を記載します。
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防水層の上にたまった土,砂,花粉,藻類などが雨水により泥状になり、
乾燥した時に防水層の表層に接着している泥が、収縮し亀裂を生じてめくれ上がり
防水層を損傷させること。
※JWMA防水用語辞典より抜粋
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この現象は、防水層に水たまりができる部分に発生します。
解決策は、水たまりができるのを防ぐことです。
そのため、水たまりができやすい部分においては、
改修時に適切な下地調整を施し、ルーフィングや塗膜の増し塗りを行い、
上塗り塗料を施工することが必要です。

【塗膜に花びら付着】
次は、きれいなはずの花吹雪が引き起こす現象です。
春は気温が上がり、建物の修繕には適した季節ですが、
施工する際に施工現場の周りに桜がないか注意が必要です。
桜の花が散るころに、塗料を施工すると、
風の影響で施工直後の塗膜に飛んできた花びらが付着することがあります。

花びらが一度塗膜に付着すると、花びらを取りはずすのは非常に困難で、
かけなくてもよい労力が必要になります。
厚膜塗料で積層しても完全に消えず、跡が残ってしまいます。
改修時期には周りの環境に充分に配慮して施工することをおすすめします!

このように季節に応じて施工材料や施工環境も変わります。
その点を踏まえ工事を行っていただくことで、
リスクやトラブルを軽減させることに繋がります!

いかがでしたでしょうか?
下記HPリンクでは、写真つきでより詳しい説明をしておりますので、
ぜひご覧ください!
みんな大好き桜吹雪も塗装工事には大敵?!春に起こりやすい現象と季節品について

また、製品についてのご質問や、その他ご不明な点等がございましたら、
お気軽に弊社までお問い合わせくださいませ!


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そして今回も、ここまで、読んでいただき、ありがとうございました!
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それでは、皆さま、また次回!