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【6/16号】「防水材に泡やピンホールが発生してしまった(泣)!」~防水材不具合シリーズ第3弾~

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いつも大変お世話になっております。
東日本塗料㈱メールマガジン担当の東海智代です。
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

先週末、誕生日を迎え、20年目のハタチになりました。
自分への誕生日プレゼントは何にしようか・・・と悩んだ結果、
網焼きができる「炉ばた焼器 炙りや」というものを買いました。
結果。最高でした!
今回は貝を焼いてみたのですが、しっかりと焼けるし、おいしいしで、
簡単に大好きな(そして日本酒に合う)炉端焼きが家でできるんです!
・・・・家には、「炉ばた焼器 炙りや」だけではなく、圧力鍋はもちろんのこと、
燻製が簡単にできる鍋、機能的なオーブン、おいしく炊ける炊飯器など、
調理器具がどんどん増え、
何を目指しているのかわからなくなってきました。
「不惑」とは言いますが、私は家を居酒屋にでもしたいのでしょうか。

・・・・・さて、本日は、
「防水材の不具合シリーズ第3弾」
について、お伝えいたします。
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皆様は、防水材塗布後、以下のような不具合に遭遇したことはありませんか?
不具合1:塗膜のフクレ←済(3/17号参照)
不具合2:防水材の硬化不良←済(4/14号参照)
不具合3:塗膜表面の発泡・ピンホール
不具合4:トップコートの変色

3/17号では「不具合1:塗膜のフクレ」について
4/14号では「不具合2:防水材の硬化不良」について、それぞれお伝えいたしましたが、
今日は、「不具合3:塗膜表面の発泡・ピンホール」について、
よくある現場の失敗例から、原因と対策を追求していきたいと思います。

【考えられる例1】
<現場の失敗例>
素地(コンクリート・モルタル)が濡れているようだったが、そのまま塗装してしまった
<塗膜表面の発泡・ピンホールの原因>
素地(コンクリート・モルタル)に含まれた水分の影響
以前の不具合シリーズでもお伝えしましたが(3/17号、4/14号参照)、
素地の水分は塗膜に大きく影響を与えます!
<対策>
充分に素地を乾燥させましょう!
(雨が降った直後で素地全体に水分を含んでいる場合は、2日以上乾燥させましょう)
そして、塗装後水分を逃がすため、X-1に則った通気緩衝工法を行いましょう!
(通気緩衝工法については、メルマガ2/3号をご参照ください)
弊社HPでも、通気緩衝工法について説明しております。
「X-1、X-2ってよく聞くけど、本当のところ何?」~ウレタン防水工事の工法について~

【考えられる例2】
<現場の失敗例>
素地(コンクリート・モルタル)は多少劣化していたが、そのまま塗布した
ぱっと見た限りだと素地(コンクリート・モルタル)は特に何の問題もないようだったので、そのまま塗布した
<塗膜表面の発泡・ピンホールの原因>
素地(コンクリート・モルタル)の劣化による多数の巣穴の影響
素地が劣化したままだったり、巣穴を見落としたりすると、
発泡やピンホールの原因となります。
必ず処理をしましょう!
<対策>
セメントプライマーを用いて巣穴を埋めましょう。
弊社製品ですと、フローンプライマーH+フローンパウダーとなります。
フローンパウダーをいれることにより、素地の巣穴を塞ぎ、
ピンホールの発生を防ぐことができます!

【考えられる例3】
<現場の失敗例>
急いで現場を仕上げたかったので、養生時間をあまり取らずに
防水材本材のあとにトップコートを急いで塗ってしまった
<塗膜表面の発泡・ピンホールの原因>
防水材面に塗装したトップコートが、中塗り材の反応ガスの影響を受けた
<対策>
防水材の養生時間を十分に取りましょう。
また、反応ガスがでない1液防水材に切り替えるのも1つの方法です。
(1液防水材でも養生時間は十分に取って下さいね)

【考えられる例4】
<現場の失敗例>
素地調整もしっかりしたし、養生時間も取ったけど・・・・
そういえば、時間が経っちゃって粘度が高くなっちゃったから、
希釈剤でだいぶ伸ばして薄く塗ったけど、大丈夫だよね?
<塗膜表面の発泡・ピンホールの原因>
可使時間を過ぎた材料を使ってしまった
施工時に材料を薄く伸ばし過ぎてしまった(正しい使用量ではなかった)
希釈剤の選択が適当ではなく、希釈割合も適正ではなかった
適正なローラーを使用しなかったことにより、余分な空気を巻き込んでしまった
<対策>
必ず可使時間内に使用しましょう。
可使時間を過ぎてしまうと粘度が上がり、
特にローラー施工の場合は、巻き込んだ泡の抜けが悪くなってしまいます。
また、希釈剤の選択を誤ってしまったり、希釈しすぎてしまったりすると、
発泡・ピンホールの原因となるだけではなく、防水効果が薄れてしまうこともあります。
更に、使用量を守らずに材料を伸ばして塗布してしまうことも、
不具合の原因となります。注意しましょう。

【考えられる例5】※トップコートのみの塗替えの場合
<現場の失敗例>
正しい下地判断ができず、プライマーの選択を誤ってしまったため、
また、トップコート塗布後、乾ききる前に
雨や結露などの水分が当たってしまったため、
密着が十分ではなくブリスターが発生してしまった
<塗膜表面の発泡・ピンホールの原因>
下地に合ったプライマーではなかった
塗装後、硬化する際に水分に当たってしまった(雨や結露など)
<対策>
下地の見極めはしっかりと行いましょう。
また、硬化時に雨や結露に当たってしまうと、
防水材とトップコートの間に水分が入ってしまい、
発泡・ピンホール、ブリスターが発生してしまいます。
とにかく、水分は避けましょう!
(プライマーの選択方法についてはメルマガ12/16号をご参照ください!)
弊社HPでも、プライマーの選択方法・種類について説明しております。
「防水材のプライマーが多くて覚えられない!」にお応えします!どの下地にどのプライマーを使えばいい?


いかがでしたでしょうか?
防水材は、下地判断・処理をしっかりとし、
カタログ・仕様書通り、養生期間をしっかりと空け、水分に気を付ければ
発泡やピンホールが起こることもありません。
せっかく時間とコストをかけるのですから、美しい塗膜を手に入れたいですね。

下記HPリンク先では、
本文でお話しした内容を、写真付きの資料と共に、更に詳しく解説しております。
また、発泡・ピンホールが起こってしまった後の処理方法も紹介!
ぜひご覧ください!
また、今後、防水材不具合シリーズは第4回まで続きます!あと1回!

詳しくはHPをご覧ください!
「防水材に泡やピンホールが発生してしまった(泣)!」~防水材不具合シリーズ第3弾~
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ここまで、読んでいただき、ありがとうございました!
次回は、「床材の防滑工法について」をお送りいたします。
それまで皆さま、是非お元気で毎日をお過ごしくださいませ。

それでは、皆さま、また次回!

【お問い合わせ先】
東日本塗料株式会社 営業部 メールマガジン担当
E-mail:mailmagazine@hnt-net.co.jp
HP:https://www.hnt-net.co.jp/
HPお問合せリンク:https://www.hnt-net.co.jp/contact.html

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