塗料の基礎知識
2021/02/03
「X-1、X-2ってよく聞くけど、本当のところ何?」~ウレタン防水工事の工法について~
管理者用
「防水材の工法って難しい!」
よくお客様からこのようなお声をいただきます。
防水材は、コテで塗るイメージだし、なんだか工法がいっぱいあるし、
国土交通省指定の工法だなんて言われても・・・・(涙)
とお思いの方も多いと思います。
そこで!
今回は、防水工事でよく指定される、
国土交通省の公共建築工事標準仕様書に定められた
「X-1、X-2工法」
について、どのようなものなのか、説明していきたいと思います。
まずは、簡単に概要を説明していきましょう!(平場の場合)
えっ、やっぱり難しい・・・と思われると思います。
では、ここで詳しく見ていきましょう!
X-1工法について
まずは、「通気緩衝シートって何?」というところから
説明していきましょう。
通気緩衝シートとは、
下地に含まれている水分による防水層の膨れを防ぎ、
建物の動きによる防水層の破断を抑えるシートです。
先程も概要で述べた通り、
この通気緩衝シートを挟むことにより、
建物の動きによるウレタン防水の破断を抑制する効果があります。
塗板で説明すると、以下の写真のようになります。
このグレーのシートが通気緩衝シート。
防水層の一番下に持ってくるんですね。
東日本塗料の製品で言えば、「HNT自着シート」。
上記カタログをクリックしていただくと、カタログをご覧いただけます。
弊社のHNT自着シートは、シート裏面に粘着層があるので、
接着剤塗布の手間も時間も省けるため、お客様にご好評をいただいております。
X-1工法は、この通気緩衝シートを貼って脱気筒を取り付けるのですが、
この脱気筒が、下地の水分を外に逃がす効果を持っています。
弊社「HNT自着シート」の裏面図をご覧ください。
茶色い部分は粘着層、白い部分が通気層となります。
平面ではわかりづらいですよね。
ここで、「HNT自着シート」の断面図をご覧ください。
※白部分が通気層部分、茶色部分が粘着層部分になっています。
このように、下地と自着シートの間に、少し隙間(白部分)があることがわかります。
この隙間が重要!
ここを通って水分が逃げていくのです。
さて、この逃げた水分はどこから抜けるのでしょう?
ここで、「脱気筒」の出番です!
こちらをご覧ください。
この図の一番下の層が粘着・通気層、
下から二番目の層がシートとなります。
脱気筒を取り付けることにより、
シートの間を通り抜けた水分が、脱気筒から出ていきます。
このため、下地の水分による防水層のフクレが抑制できるんですね!
このように、湿気を多く含んだ建物には、この工法は最適と言えます。
加えて、シートで覆うため、
建物の動きで防水層の破断等が懸念される現場にも有効です。
ここで、X-1工法を掲載しますので、ご覧ください。
また、「ぜひやってみたい!」「チャレンジしてみたい!」
という方のために、
マニュアルをご用意いたしました。
当マニュアルは、実際の施工現場に密着し、
施工されている方の目線の写真等が多く掲載されている
分かりやすい解説を記載しております。
よろしければご覧ください!
自着シートマニュアルはこちら!
では、次にX-2工法について、
詳しく見ていきましょう!
X-2工法について
特徴としては、ウレタン防水の間にクロス(補強布)を挟むことで、
防水塗膜厚が確保され、防水性を高めることができることになります。
さて、「クロス」って?
クロスとは、ウレタン塗膜防水材用の補強布です。
防水材の強度を高めるのにつかわれます。
東日本塗料の製品では「ガラスクロス」をご用意しております。
ガラスクロスを入れて、防水材の強度を高めることにより、
振動に強くなり、防水材が長持ちします。
ここで、X-2工法を掲載しますので、ご覧ください!
いかがでしたでしょうか?
X-1、X-2工法の詳細は、
フローンHNT工法
フローン#11
フローン#12
以上のカタログにも記載がありますので、
ご確認ください。
上記商品名をクリックすると、カタログをご覧いただけます!
でも・・・・
「カタログやマニュアルを見ても、やっぱり不安」
「誰か教えてくれる人はいないのかな?」
とお考えの方もいらっしゃると思います。
そんな時には、東日本塗料にお任せください!
弊社営業担当には、防水施工技能士の資格を持った社員が多く在籍し、
これまでの数多くの施工実績を基にしたノウハウをフルに活用し、
現場での下見診断、仕様提案、施工立ち会い・施工指導等を行い、
全力で防水工事をサポートします。
弊社が立ち会った現場の業者の方々からは、
「実際に施工指導を受けられて、防水工事に自信を持てた」
「丁寧にフォローしてくれ、今では防水工事を請け負えるようになった」
「とても念入りに下地判断等をしてくれたおかげで、施主様に適切な提案ができた」
「施工途中にわからないことがあって電話したら、丁寧に答えてくれた」
などのうれしいお言葉を頂戴しております。
今回の記事で、防水工事に興味をお持ちになった方がいらっしゃったら、
ぜひ一度、マニュアルだけでも、お読みになってみてくださいね!
よくお客様からこのようなお声をいただきます。
防水材は、コテで塗るイメージだし、なんだか工法がいっぱいあるし、
国土交通省指定の工法だなんて言われても・・・・(涙)
とお思いの方も多いと思います。
そこで!
今回は、防水工事でよく指定される、
国土交通省の公共建築工事標準仕様書に定められた
「X-1、X-2工法」
について、どのようなものなのか、説明していきたいと思います。
まずは、簡単に概要を説明していきましょう!(平場の場合)
X-1工法 | X-2工法 | |
別名 | 通気緩衝工法 絶縁工法 |
密着工法 |
概要 | 通気緩衝シートを貼って、脱気筒を取り付ける工法のこと (ウレタン塗膜防水材は3mm厚仕上げ) |
ウレタン防水の間にクロスを挟む工法のこと (ウレタン塗膜防水材は3mm厚仕上げ) |
特徴 | 緩衝シートを挟むことにより、建物の動きによるウレタン防水の破断を抑制する効果がある。 また、脱気筒を取り付けることによって、建物内部のフクレの原因となる水分を逃がす効果がある。 |
ウレタン防水の間にクロスを挟むことで、防水塗膜厚が確保され、防水性を高めることができる。 |
こんなところに | 湿気を多く含む建物 | 振動などの動きがよくある建物 |
適用部位 | 屋根、ルーフバルコニー など | 屋根、ベランダ、ルーフバルコニー、庇 など |
東日本製品 | HNT自着シート 脱気筒 ステンレス |
ガラスクロス |
えっ、やっぱり難しい・・・と思われると思います。
では、ここで詳しく見ていきましょう!
X-1工法について
まずは、「通気緩衝シートって何?」というところから
説明していきましょう。
通気緩衝シートとは、
下地に含まれている水分による防水層の膨れを防ぎ、
建物の動きによる防水層の破断を抑えるシートです。
先程も概要で述べた通り、
この通気緩衝シートを挟むことにより、
建物の動きによるウレタン防水の破断を抑制する効果があります。
塗板で説明すると、以下の写真のようになります。
このグレーのシートが通気緩衝シート。
防水層の一番下に持ってくるんですね。
東日本塗料の製品で言えば、「HNT自着シート」。
上記カタログをクリックしていただくと、カタログをご覧いただけます。
弊社のHNT自着シートは、シート裏面に粘着層があるので、
接着剤塗布の手間も時間も省けるため、お客様にご好評をいただいております。
X-1工法は、この通気緩衝シートを貼って脱気筒を取り付けるのですが、
この脱気筒が、下地の水分を外に逃がす効果を持っています。
弊社「HNT自着シート」の裏面図をご覧ください。
茶色い部分は粘着層、白い部分が通気層となります。
平面ではわかりづらいですよね。
ここで、「HNT自着シート」の断面図をご覧ください。
※白部分が通気層部分、茶色部分が粘着層部分になっています。
このように、下地と自着シートの間に、少し隙間(白部分)があることがわかります。
この隙間が重要!
ここを通って水分が逃げていくのです。
さて、この逃げた水分はどこから抜けるのでしょう?
ここで、「脱気筒」の出番です!
こちらをご覧ください。
この図の一番下の層が粘着・通気層、
下から二番目の層がシートとなります。
脱気筒を取り付けることにより、
シートの間を通り抜けた水分が、脱気筒から出ていきます。
このため、下地の水分による防水層のフクレが抑制できるんですね!
このように、湿気を多く含んだ建物には、この工法は最適と言えます。
加えて、シートで覆うため、
建物の動きで防水層の破断等が懸念される現場にも有効です。
ここで、X-1工法を掲載しますので、ご覧ください。
また、「ぜひやってみたい!」「チャレンジしてみたい!」
という方のために、
マニュアルをご用意いたしました。
当マニュアルは、実際の施工現場に密着し、
施工されている方の目線の写真等が多く掲載されている
分かりやすい解説を記載しております。
よろしければご覧ください!
自着シートマニュアルはこちら!
では、次にX-2工法について、
詳しく見ていきましょう!
X-2工法について
特徴としては、ウレタン防水の間にクロス(補強布)を挟むことで、
防水塗膜厚が確保され、防水性を高めることができることになります。
さて、「クロス」って?
クロスとは、ウレタン塗膜防水材用の補強布です。
防水材の強度を高めるのにつかわれます。
東日本塗料の製品では「ガラスクロス」をご用意しております。
ガラスクロスを入れて、防水材の強度を高めることにより、
振動に強くなり、防水材が長持ちします。
ここで、X-2工法を掲載しますので、ご覧ください!
いかがでしたでしょうか?
X-1、X-2工法の詳細は、
フローンHNT工法
フローン#11
フローン#12
以上のカタログにも記載がありますので、
ご確認ください。
上記商品名をクリックすると、カタログをご覧いただけます!
でも・・・・
「カタログやマニュアルを見ても、やっぱり不安」
「誰か教えてくれる人はいないのかな?」
とお考えの方もいらっしゃると思います。
そんな時には、東日本塗料にお任せください!
弊社営業担当には、防水施工技能士の資格を持った社員が多く在籍し、
これまでの数多くの施工実績を基にしたノウハウをフルに活用し、
現場での下見診断、仕様提案、施工立ち会い・施工指導等を行い、
全力で防水工事をサポートします。
弊社が立ち会った現場の業者の方々からは、
「実際に施工指導を受けられて、防水工事に自信を持てた」
「丁寧にフォローしてくれ、今では防水工事を請け負えるようになった」
「とても念入りに下地判断等をしてくれたおかげで、施主様に適切な提案ができた」
「施工途中にわからないことがあって電話したら、丁寧に答えてくれた」
などのうれしいお言葉を頂戴しております。
今回の記事で、防水工事に興味をお持ちになった方がいらっしゃったら、
ぜひ一度、マニュアルだけでも、お読みになってみてくださいね!