今回、食肉を扱う店の新店舗を出すことになり、床を塗装することになりました。

食肉加工をする厨房なので、脂が床に付着してしまうんです。しかも食品を扱うので、溶剤の臭いも気になります。更には、既に営業が始まっているので、営業を止めることはできません。週1日しかない休業日前日の夜から、休業日1日のみで作業を終えてもらわなければなりません。

そのため、こちらから出した条件として、「①週に1日しかない店舗休業日のみで対応できるもの　②脂にも強く、とにかく剥がれないもの ③臭いのしないもの」を挙げました。床が剥がれてしまって、その破片が肉についてしまったら大変なことになるからです。

絶対に譲れない条件だったとはいえ、正直、いろいろな注文を付けてしまったなとは思いました。実際、この条件に合う塗料があまりなかったようですが、東日本塗料の「フローン水系油面用プライマー」と「フローンクリートローラー用」が合致するとわかりました。

「フローン水系油面用プライマー」は油面専用の下塗材とのことですが、様々な食品会社での施工実績があり、臭いも気にならないということで、安心しました。

　また、「フローンクリートローラー用」も、60℃のお湯でも耐えられる塗料で、厨房での施工実績が多く、汚れづらくて非常に長持ちする塗料だと聞きました。

実は他の塗料の方が厨房には向いているとのことだったのです。しかしながら、他の製品だと下地を調整したり、プライマーを塗ったりと、週1日の店舗休業日では終わらないこと、塗料の臭いがしてしまうこと、塗装するのに技術が必要で塗装業者さんを選ばないといけないということでした。

後から聞いたのですが、東日本塗料には非常に性能に優れた製品が多いようですね。

現場で非常に多くの作業をしてくれたようです。実は最初に塗った塗料が剥がれてしまったのですが、その塗料を剥がす作業を、店舗営業終了後からやってくれたそうです。塗装業者さんや塗料販売店さんと一緒に作業をしていたようですね。施主側としては、メーカーや業者がバラバラに来られていろいろな説明をされるよりも、まとまって説明をしてくれたり、作業をしてくれたりした方が安心します。

　最初に塗った塗料はすぐに剥がれてしまいましたが、「フローンクリートローラー用」は数年たった今でも剥がれたり、不具合が起きたりすることもありません。この塗料を選んでよかったと思っています。