床の下地処理方法~こんな時は何を使えばいいの?~
管理者用はじめに
床の下地調整材と一言で言っても様々な種類がありますよね。
「どんな時にどれを選べばいいの?」
「こんな下地を調整したい。どうしたらいい?」
お客様からも、よくお問合せをいただきます。
そこで、ここでは下地処理・下地調整材の使い分けについて
ご説明しますね。
下地処理・下地調整材の使い分け
まずは、下記のポイントを見てみましょう。
ポイント1:コテは使えますか?
ポイント2:補修したい箇所はどのくらいの大きさですか?
下地調整材はコテを使うものが結構多いので、
コテが使えるかどうかで、選択できるものが変わってきます。
また、それにプラスして、補修したい箇所の面積でも、
推奨するものが変わってくるので、
下地調整材で悩んでしまったときは、この2つのポイントを考えるとよいでしょう。
ポイント1:コテは使えますか?
レベル1 コテは使えません。
電動撹拌機などの大きな機械のいらない
手軽にできる下地調整材をお勧めします。
混ぜるのも楽ですし、ヘラがあれば使えます。
ただし、部分的に補修する分には問題ありませんが、
大きい面積を全体的に補修するのには不向きです。
弊社製品例:フローンエポパテ
レベル2 小さい面積ならコテは使えますが、自信はありません・・・・
同じく使いやすい手軽にできる下地調整材をお勧めします。
ただし、コテが使えるなら、
小~大面積での塗装が可能で、どんな下地の補修にも対応ができる
割と万能なものがよいでしょう。
コテでの大がかりな塗装は必要なく、
コテに不慣れな方でもお使いいただけるものもあります。
●弊社製品例
フローンHRプライマー
レベル3 コテには自信があります!どんと来い!
しっかりと厚みを付けられる本格的なものが良いでしょう。
厚みを付けることにより、多少のデコボコでも一気に補修。
全体的に補修ができるので、非常に楽に下地調整を行うことができます。
弊社製品例→フローンHRプライマー・フローンベースエポ
ポイント2:補修したい箇所はどのくらいの大きさですか?
では次にポイント2について見ていきましょう!
レベル1 部分的にちょこっと直したいだけ、またはにぎりこぶし程度の小さい面積で
電動撹拌機などの大きな機械のいらない手軽なものでOK!
パテで埋めていきましょう。
●弊社製品例
フローンエポパテ
レベル2 50㎡くらいまでの面積で、全体的に凹凸があるので、 1つ1つ補修するのはちょっと大変かな・・・
手軽なものだと、1つ1つ補修しなければならないのですし、
面積が大きければ大きいほど、様々な補修が必要になってきますので、
どんな下地の不具合にも割と万能なものがよいでしょう。
フローンエポパテのように1つ1つ手直しするものですと、
非常に大変ですし、手間もかかります。
更には、全てを補修することも難しく、
補修しなければならない部分を見落とすこともあります。
●弊社製品例
フローンHRプライマー、フローンベースエポ
レベル3 50㎡以上の非常に大きな面積で、 補修したい箇所、凹凸が広範囲に渡っています!
中くらいの面積同様、手軽なものでは賄えないので、
どんな下地の不具合にも万能に対応できるものをお勧めいたします。
中くらいの面積同様、見落としがあると大変ですし、
大きなデコボコでは、フローンエポパテでは補修しきれません。
●弊社製品例
フローンHRプライマー、フローンベースエポ
補修内容別下地処理・下地調整材の使い分け!
では、次に実際の処理方法について、
補修内容別にご説明していきましょう!
(下記すべての補修内容は、プライマーを塗布してから行ってください)
補修内容別①:ヘアークラック(幅0.3~0.5㎜程度)
手軽にできるもの(弊社でいうとフローンエポパテ)や下地調整材で、
パテを使ってシゴキ塗りをするのが一番良い方法です。
●弊社製品例
フローンエポパテ、またはフローンHRプライマーに
ケミベストを混ぜてシゴキ塗り
補修内容別②:クラック(幅1~3㎜程度)
U字カット後、下地調整材に硅砂を混ぜて埋めていきましょう。
●弊社製品例
フローンHRプライマーに
硅砂(6号or7号)かケミベストを少し混ぜて充填
(金ゴテでもOK!)
そこで突然ですが、質問コーナー!
Q:V字カットでもいいよね?
A:弊社としてはU字をオススメします。
理由は、接地面の多さです。
V字ですと、Vの先まで調整材が入らず、
そこから割れてしまったり、剥がれてしまったりすることがあります。
U字でしたら、接地面が多いので、その心配はありません。
そのため、U字がオススメです!
補修内容別③:大きな欠損部を平滑にしたい!
下地調整材に硅砂を多めに混ぜて埋めましょう。
硅砂を混ぜると、かなりぼったりしたものになります。
それをコテで欠損部に乗せ、コテで滑らかにしていきます。
コテに不慣れでも大丈夫です。
欠損部をパテで埋めるようにコテを使っていけば問題ありません。
実際、弊社の新入社員でもできたくらいですので、ぜひトライしてみてくださいね。
弊社製品例→フローンHRプライマーに
硅砂(5号or6号)を塗料の3~4倍混ぜて塗る
補修内容別④:全体的な下地処理(広範囲にわたって巣穴やクラックなどがある)
コテを使って、下地調整材で全面をシゴキ塗りしていきます。
コテを45度くらいに傾けて、地面を削るようにするのがポイントです。
コテ塗りに慣れていないと難しいですが、
これを全面にしておけば、巣穴、クラックなど
様々な補修が一気にできます。
●弊社製品例
フローンHRプライマー、フローンベースエポに
硅砂7号を塗料の半分程度入れる
補修内容別⑤:ピンホールを防止したいとき(新設コンクリート面等)
巣穴のある新設コンクリート面
コテを使って、下地調整材で全面をシゴキ塗りしていきます。
ピンホールは巣穴によって起こってしまう不具合。
目には見えないから大丈夫と何もせずに塗装をしたところ、
ピンホールが発生してしまったという不具合がよくあります。
不具合を防止するためにも、下地調整材で全面をシゴキ塗りすることを
オススメいたします!
●弊社製品例
フローンHRプライマー、フローンベースエポに
硅砂7号を塗料の半分程度入れる
フローンHRプライマーの万能さ!
ここまでお読みいただいて、お気づきになりましたか?
実は、フローンHRプライマーって、ほとんどどこでも登場しているんです。
つまり、これ1つあれば、クラック処理やデコボコ、ピンホール防止まで、
ありとあらゆることに使える非常に優秀な塗料なんです!
弊社の営業の中には、
「これ1つあればいいから、必ず持っていてください!」
とお客さまにおすすめしている者がいるほど。
「いや、でもコテが使えないから・・・・」
とお思いの方もいらっしゃると思いますが、
多少のデコボコを直す程度であれば、コテでも簡単にできるんですよ!
ぜひ一度ご検討くださいね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
下地処理や下地調整材に困ったら、是非このページを参考にしてくださいね。
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