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塗料の基礎知識
2016/02/26

クールダウン、はじめませんか?

takizawa01
ピックアップ商品紹介!
いろんなところに遮熱、使えます!

(1)遮熱塗料とメカニズム

当社の遮熱塗料は沖縄で20年以上の実績があり、厳しい太陽光線のなかで熱エネルギーとなる近赤外線領域の光線を反射することによって塗膜および躯体の温度上昇を抑制します。
建物の屋根や外壁に塗装することで室内温度の上昇を抑制するとともにサイディングボードなどの伸縮抑制によるシーリング破断の防止や躯体の熱劣化を抑制する効果が期待されています。

(2)遮熱塗料の種類

遮熱塗料には、遮熱顔料タイプと中空バルーンタイプの二つのタイプがあります。

遮熱顔料タイプは、熱エネルギーとなる近赤外領域の光線を効果的に反射させることで、表面温度の上昇を抑えます。光沢のある仕上がりとなり、汚れがつきにくく長期にわたり美観を保つことができます。また、黒や濃彩色でも効率的に反射させることができますので、お客様のカラーバリエーションのご要望にお応えすることができます。
一方、ベンチャー企業に代表される中空バルーンタイプは、球状の粒子で内部が中空になっており、特に無機に代表されるガラスバルーンは経時で壊れやすく汚れやすくなります。また、艶消の塗膜になり、色が白や淡彩色に限定される製品が存在します。

(3)環境への取り組み

ご存じの通り、都市部における気温の異常な上昇“ヒートアイランド現象”が深刻な問題となっています。原因として、建物や自動車から排出される人工熱の増加、緑地・水面の減少、地表面被覆の人工化があげられ、その影響は高温化によるエネルギーの消費量増加、熱中症や熱帯夜による睡眠不足などの健康障害、局地的集中豪雨をまねくなど、私たちの生活に大変な悪影響をおよぼしています。
このため、国や自治体が積極的に推進しており、東京では『クールルーフ推進事業』※1として、建物の表面の蓄熱を抑制するため、『高反射率遮熱』の普及を目指し、補助金交付事業を始めました。東日本塗料の遮熱塗料は、この事業の対象となっております。
また、東日本塗料は、地表面被覆(アスファルト)の蓄熱にも注目し、真夏のアスファルトの蓄熱を遮熱塗料で抑え、熱帯夜の緩和を試みています。

※1 「クールルーフ推進事業」
東京都ヒートアイランド対策推進対象区において高反射率塗料や屋上緑化を施工する建築所有者に、その費用の一部を補助する事業です。対象となる高反射率塗料は、第3者機関にて測定した日射反射率が50%以上を有する製品でなければなりません。
東日本塗料の遮熱塗料は全て該当商品です。