TOP > ピックアップ商品紹介! > 塗料の基礎知識 > 壁の疑問にお答えします!~「壁の塗替え目安は何年?」「なんか最近壁が劣化している・・・・塗り替えたほうがいいの?」~
塗料の基礎知識
2020/09/09

壁の疑問にお答えします!~「壁の塗替え目安は何年?」「なんか最近壁が劣化している・・・・塗り替えたほうがいいの?」~

管理者用
ピックアップ商品紹介!
よくお客様からは、
「壁の塗替え目安は何年?」
「最近、どうも壁の劣化が気になって・・・・補修したほうがいい?」
「補修しようと思うんだけど、まず何から始めたらいいかわからない」
と言ったお問合せを良く受けます。

今日は、そういったご質問にお答えしていきます!!


まずは、
質問1:「壁の塗替え目安は何年?」

これについてのアンサー!
実は弊社の塗料は、「壁」「床」に関わらず、
「塗替え目安は○年」というデータは出していないんです。

それはなぜか、というと、
現場の状況・環境などによって、大きく変わってくるからです。
「目安は○年」というのは簡単で、非常にわかりやすく感じますよね。
しかし、弊社は「各現場・建物に合わせて」お答えするようにしています。
それはなぜかというと、弊社の塗料をより快適に、そしてコストパフォーマンス良く使用していただくため
実際の環境や状況などを、よくヒアリングさせていただき、各現場・建物に合わせてお答えするようにしています。
塗替え作業は、お金もかかりますし、足場を組んだり建物の覆いをしたりと、
非常に大がかりです。
ですから、お客様にとっても、無駄な塗替えは避けたいところ。
弊社でも、お客様のご事情や各現場に合わせて、塗替えを推奨したり、
簡単な補修で済ませることをお勧めしたり
しています。

もし、これをお読みのお客様で、
「うちはどうなんだろう?」とお考えの方がいらしたら、
是非、弊社HPやお電話にて、お気軽にお問合せくださいね。


次のご質問です。
質問2:「最近、どうも壁の劣化が気になって・・・・補修したほうがいい?」

これについてのアンサー!
下記のような劣化具合は要注意!
塗替えをお勧めしております!

以下に、不具合の代表的な例を、写真付きでご紹介します。

塗膜のチョーキング

時間の経過による紫外線などの影響で、
塗膜が粉状になってしまい、色が褪せてくる状態です。
壁を指で触ってみると、白い粉がつくことがありますよね。
あの状態です。

塗膜の汚染

壁に縦線状の汚れが付いている建物を見ることがあります。
雨水による雨染みです。
これが代表的なところですが、場合によっては、
コケ・カビの付着や繁殖、換気口周り等に油分が溜まることによる汚染などです。

塗膜の膨れ・ハガレ

上:ハガレ 下:膨れ+ハガレ
下地からの水分などにより、密着不良が起こってしまったところが
膨れてしまったり、剥がれてしまったりします。
もちろん、時間が経ってしまったことによる自然劣化で発生することも。
これは、塗膜自体が膨れ、剥がれることもありますが、
建物自体が膨れたり剥がれたりすることもあります。

塗膜のひび割れ

時間が経ってしまったことにより、紫外線等の影響で、
トップコートが硬くなってしまいます。
建物自体も動いたり、収縮したりするってご存知でしたか?
実は、気が付かないところで、結構動いたりしているんです。
硬くなってしまったトップコートが、建物の動きについていけず、
割れてしまうのです。
亀の甲状の線を見たことがありませんか?
あれです!

シーリング材の破断

建物自体の動きや収縮、紫外線などにより、シーリング材が劣化し、
切れてしまったり、ヒビが入ったりしてしまいます。


さて、上記のような状態になった壁を放置したら、
どうなってしまうのでしょうか?

建物自体が劣化してしまい、
最悪の場合は、建替えが必要になってしまうケースも多くあります!

建物自体の劣化は、以下のような状態です。

コンクリートのひび割れ

開口部周りやコールドジョイント部で、
建物自体の動きによって、ひび割れが起こってしまう
※コールドジョイント部とは?※
先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が
完全に一体化していない継目
つまり、時間が経ってから打ち重ねたことにより、
その部分に不連続な面が生じてしまった部分の事です

モルタルの浮き

化粧モルタルが、時間の経過で基礎コンクリートから離れてしまい、
浮いてしまう状態
※化粧モルタルとは
基礎のコンクリートをキレイに見せるための、
上に塗り重ねるセメントモルタルのこと

エフロレッセンス

雨水などの浸入により、コンクリートが中性化してしまって
アルカリ成分が溶け出し、白く結晶化してしまうこと

鉄筋の爆裂

雨水などの浸入により、コンクリートが中性化してしまって
鉄筋が腐食したり、錆が発生、膨張したりして、
コンクリートが破壊されたり、剥がれ落ちたりすること

錆の発生

鉄が露出した部分などが、雨水などの影響を受け、
錆が発生してしまうこと

以上のような状態になってしまうと
建物自体の補修工事、鉄筋の交換など
非常に大がかりな工事をやらなくてはいけません。

こうなる前に、壁用塗料の塗替えをしっかり行っていきたいですよね。


では、最後の質問です。
質問3:「補修しようと思うんだけど、まず何から始めたらいいかわからない」

まずは、今、壁に何が塗ってあるのかを確認しましょう。
簡単に確認する方法があります。
それは、
ラッカーシンナーを垂らして反応を見るラビングテストと言われるものです。

①まずは溶剤を数滴たらします。

②10秒程度放置します。
②その後、指でこすってみましょう。


すると・・・・
ぬるぬるしたり、膨らんできたり、いろいろな反応があると思います。
その反応が重要です。
下記を見てみましょう。

反応1 小さな気泡のように膨れ、縮れたようになる。
1液水性型塗料



反応2 溶けて指に付く。
1液弱溶剤型塗料
または
1液溶剤型塗料



反応3 指にも付かないし、軟らかくもならない。反応していない。
2液系塗料


このように、ラッカーシンナーを垂らしてみて、
どの様に反応するかで、旧塗膜がわかります。
「旧塗膜がよくわからない」というときは、
是非試してみてくださいね。


さて、本日は、壁塗替えについて、
よくいただく3つの質問にお答えいたしました。

下記からは、上記説明の資料をダウンロードしていただけます。
ぜひ一度、ご覧くださいませ。

資料ダウンロードはこちら!

もっとよく知りたい!という方は、
弊社HPよりお気軽にお問合せください。

弊社HPお問合せフォームはこちら!