壁の疑問にお答えします!~「壁の塗替え目安は何年?」「なんか最近壁が劣化している・・・・塗り替えたほうがいいの?」~
管理者用
はじめに
よくお客様からは、
「壁の塗替え目安は何年?」
「最近、どうも壁の劣化が気になって・・・・補修したほうがいい?」
「補修しようと思うんだけど、まず何から始めたらいいかわからない」
と言ったお問合せを良く受けます。
今日は、そういったご質問にお答えしていきます!!
質問1:壁の塗替え目安は何年?
これについてのアンサー!
実は弊社の塗料は、「壁」「床」に関わらず、
「塗替え目安は○年」というデータは出していないんです。
それはなぜか、というと、
現場の状況・環境などによって、大きく変わってくるからです。
「目安は○年」というのは簡単で、非常にわかりやすく感じますよね。
しかし、弊社は「各現場・建物に合わせて」お答えするようにしています。
それはなぜかというと、弊社の塗料をより快適に、そしてコストパフォーマンス良く使用していただくため。
実際の環境や状況などを、よくヒアリングさせていただき、各現場・建物に合わせてお答えするようにしています。
塗替え作業は、お金もかかりますし、足場を組んだり建物の覆いをしたりと、
非常に大がかりです。
ですから、お客様にとっても、無駄な塗替えは避けたいところ。
弊社でも、お客様のご事情や各現場に合わせて、塗替えを推奨したり、
簡単な補修で済ませることをお勧めしたりしています。
もし、これをお読みのお客様で、
「うちはどうなんだろう?」とお考えの方がいらしたら、
是非、弊社HPやお電話にて、お気軽にお問合せくださいね。
質問2:「最近、どうも壁の劣化が気になって・・・・補修したほうがいい?」
これについてのアンサー!
下記のような劣化具合は要注意!
塗替えをお勧めしております!
塗膜の劣化
以下に、不具合の代表的な例を、写真付きでご紹介します。
塗膜の不具合事例①塗膜のチョーキング
時間の経過による紫外線などの影響で、
塗膜が粉状になってしまい、色が褪せてくる状態です。
壁を指で触ってみると、白い粉がつくことがありますよね。
塗膜の不具合事例②塗膜の汚染
壁に縦線状の汚れが付いている建物を見ることがあります。
雨水による雨染みです。
これが代表的なところですが、場合によっては、
コケ・カビの付着や繁殖、換気口周り等に油分が溜まることによる汚染などです。
塗膜の不具合事例③塗膜のフクレ・ハガレ
上:ハガレ 下:膨れ+ハガレ
下地からの水分などにより、密着不良が起こってしまったところが
膨れてしまったり、剥がれてしまったりします。
もちろん、時間が経ってしまったことによる自然劣化で発生することも。
これは、塗膜自体が膨れ、剥がれることもありますが、
建物自体が膨れたり剥がれたりすることもあります。
塗膜の不具合事例④塗膜のひび割れ
時間が経ってしまったことにより、紫外線等の影響で、
トップコートが硬くなってしまいます。
建物自体も動いたり、収縮したりするってご存知でしたか?
実は、気が付かないところで、結構動いたりしているんです。
硬くなってしまったトップコートが、建物の動きについていけず、
割れてしまうのです。
亀の甲状の線を見たことがありませんか?
塗膜の不具合事例⑤シーリング材の破断
建物自体の動きや収縮、紫外線などにより、シーリング材が劣化し、
切れてしまったり、ヒビが入ったりしてしまいます。
建物自体の劣化
さて、上記のような状態になった壁を放置したら、
どうなってしまうのでしょうか?
建物自体が劣化してしまい、
最悪の場合は、建替えが必要になってしまうケースも多くあります!
建物自体の劣化は、以下のような状態です
建物自体の不具合①コンクリートのひび割れ
開口部周りやコールドジョイント部で、
建物自体の動きによって、ひび割れが起こってしまう
※コールドジョイント部とは?※
先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が
完全に一体化していない継目
つまり、時間が経ってから打ち重ねたことにより、
その部分に不連続な面が生じてしまった部分の事です
建物自体の不具合②モルタルの浮き
化粧モルタルが、時間の経過で基礎コンクリートから離れてしまい、
浮いてしまう状態
※化粧モルタルとは
基礎のコンクリートをキレイに見せるための、
上に塗り重ねるセメントモルタルのこと
建物自体の不具合③エフロレッセンス
雨水などの浸入により、コンクリートが中性化してしまって
アルカリ成分が溶け出し、白く結晶化してしまうこと
建物自体の不具合④鉄筋の爆裂
雨水などの浸入により、コンクリートが中性化してしまって
鉄筋が腐食したり、錆が発生、膨張したりして、
コンクリートが破壊されたり、剥がれ落ちたりすること
建物自体の不具合⑤錆の発生
鉄が露出した部分などが、雨水などの影響を受け、
錆が発生してしまうこと
以上のような状態になってしまうと
建物自体の補修工事、鉄筋の交換など、
非常に大がかりな工事をやらなくてはいけません。
こうなる前に、壁用塗料の塗替えをしっかり行っていきたいですよね。
質問3:「補修しようと思うんだけど、まず何から始めたらいいかわからない」
まずは、今、壁に何が塗ってあるのかを確認しましょう。
簡単に確認する方法をご紹介します。
ラビングテストとは?
何が塗ってあるのかわからないときに行うもの。
それを、ラビングテストといいます。
ラッカーシンナーを垂らして反応を見るテストです。
下記に、ラビングテストの詳しいやり方を記載します。
①まずは溶剤を数滴たらします。
②10秒程度放置します。
②その後、指でこすってみましょう。
すると・・・・
ぬるぬるしたり、膨らんできたり、いろいろな反応があると思います。
その反応が重要です。
下記を見てみましょう。
ラビングテストの反応①小さな気泡のように膨れ、縮れたようになる
この場合は、1液水性型塗料となります。
ラビングテストの反応②溶けて指に付く
この場合は、1液弱溶剤型塗料または1液溶剤型塗料となります。
ラビングテストの反応③指にも付かないし、軟らかくもならない。反応していない。
この場合は、2液系塗料となります。
ラッカーシンナーを垂らしてみて、
どの様に反応するかで、旧塗膜がわかります。
「旧塗膜がよくわからない」というときは、
是非試してみてくださいね。
おわりに
さて、本日は、壁塗替えについて、
よくいただく3つの質問にお答えいたしました。
下記からは、上記説明の資料をダウンロードしていただけます。
ぜひ一度、ご覧くださいませ。
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