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塗料の基礎知識
2025/06/17

現場でこっそり教えたい…防水プロの裏テク、伝授!

管理者用
ピックアップ商品紹介!
現場で塗料を施工する際、現場状況や使用材料、季節などによって
様々な状況に出くわすことになるかと思います。

「こんな使い方してもいいのかな?」

そんな疑問符が浮かんだ時、皆様はどうしていますか?

「あの業者さんがこんなことをやっていたので真似してみた」
「以前ダメ元でやってみたらうまくいった」

皆様にもそのような経験が、大なり小なりあると思います。
今回は防水関連の現場で行えるような様々なテクニック、ちょっとしたTips。
困った時に役に立つかも知れない!?
裏ワザのような情報をご紹介いたします!

頭の片隅にしまっておいていただければ・・・・いつか役に立つかも?!

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目次

防水材施工時のTips大公開!

いくつかTipsをご紹介いたします!
以下にご紹介する方法をお試しになる場合は、
必ず「注意」をよくお読みになってから、お試しくださいね。

※Tipsとは?
知ってトクする、ちょこっとアイデアのことです!

Tips①:防水材が固い(粘度が高い)、レベリング性能が微妙だ

状況あるある

施工時の気温、躯体表面温度、塗料温度が低いときに起こりやすいです。

解決のヒント

基本的に希釈は推奨しておりませんが、
各防水材はトップ14シンナーで2%を上限に希釈することは可能です。
作業性はだいぶ改善されます!
(フローン01Xも希釈できますが特化則非該当ではなくなります)

注意

その他シンナーでの希釈、過剰量の希釈は、硬化不良・硬化遅延を招く恐れがあります。
可使時間を過ぎたことによって重くなった材料を希釈しての施工はお止めください!! 


こんな塗膜不具合を起こさないためにも、用法・容量は守ってくださいね。

Tips②:防水材が緩い(粘度が低い)、ちょっとした勾配でダレてしまう

状況あるある

屋根やベランダの勾配が強い場合、レベリング性能によって流れてしまうことがあります。

このような勾配がある場所での施工、よくありますよね・・・・

解決のヒント

フローン#11やフローン#12ならば、それぞれの立上り用と混合することでレベリング性を調整することが可能です。
もちろんフローン防水材ダレ止め剤を使用してもOK。
ダレ止め剤については過去の記事も是非ご参照ください!
↓↓↓
知る人ぞ知る副資材!「ダレ止め剤」で施工の可能性UP?! - ピックアップ商品紹介!

注意

フローン#11ローラー用やフローン01Xでの混合は、
硬化性の変動や泡抜け等仕上り不良の原因となりますのでお止めください。

Tips③:シートにちょっとした浮きがあった

状況あるある

シート防水の入隅やワーキングジョイントなど、負荷が強い箇所は、
経年で躯体から剥離し、浮いてしまうことがあります。
 

解決のヒント

浮いた箇所を切開した後、シート防水用の接着剤等で貼り付け直しましょう。
もし、シート防水に破断がなければ、防水性能に影響はありません。

Tips④:部分補修にて補強のためにガラスクロスを購入したが、どこまで張ればいいの?

状況あるある

ウレタン(フローン防水材,フローンシーリング)にガラスクロスを含浸させ、
亀裂部の補強を行いたいと思っているけど、どこまで?
と思うこと、ありますよね。

解決のヒント

亀裂やワーキングジョイントなどから
5cm以上オーバーラップするように貼り付けることをオススメします。

補修部へのガラスクロス設置中の例

Tips⑤:通気緩衝工法をやるんだけど、脱気筒ってどこに設置するの?

状況あるある

これは、弊社にいただくお問い合わせの中でも、非常に多いご質問です。
脱気筒をより効果的に設置したい!と思うのは、至極当然ですよね。

解決のヒント

設置が有効な場所としては、

1.押えモルタル目地、特に目地交差部(蒸気の通り道となりやすい) 
2.漏水があった場合、その近辺(残留水分が逃げやすい) 
3.躯体勾配の上側(蒸気は躯体上部に移行するため) 

等があります。

施工完了後の、脱気筒につまづくことによる転倒リスクも勘案して
設置場所を決定してくださいね。

両勾配陸屋根の中央部に脱気筒を多く立てた例

Tips⑥:コンパネのベランダに防水材塗りたいんだけど

状況あるある

下地がコンパネであるときの仕様に悩んだときはどうしたら良いのでしょうか?

解決のヒント

コンパネは吸い込みがあるため、フローンプライマーHを2回ほど塗装し、
さらにピンホール抑止のため、フローンパウダーを混合したフローンプライマーHを
塗布した後、フローン防水材を施工します。
また、コンパネの突きつけ合わせ部(ジョイント)は、
シーリング+ガラスクロスで補強することをオススメいたします。

おわりに

お問い合わせが比較的多い事項について、6つほどですが列挙しました。
今回挙げたもの以外にも、ここでは紹介できないような現場知識が色々とございますので、「こんなとき」な疑問が生じた際は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!

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