防水の最前線!こんなところにも防水材?~屋上駐車場から公園、運動場まで幅広い事例紹介~
管理者用はじめに
弊社はセラックニスの製造・販売が起源であるため、
防水材を80年取り扱っていたわけでは残念ながらありませんが、
それでも防水現場の改修提案を長きに渡り行ってまいりました。
ただ、これらの材料を屋上やベランダでだけ提案している、というわけではありません。
今回はいつもとは異なった箇所での、防水材料の施工事例を2つ、
写真と併せてご紹介します。
特殊な例①:駐車場床防水工法の施工事例
フローン駐車場ハイブリッド工法とは?
商業施設などの屋上駐車場、立体駐車場などで施工実績があります。
名付けて「フローン駐車場ハイブリッド工法」です。
この工法で施工する現場は、駐車場としての塗膜強度と、
下の階に漏水しないような防水性能を同時に満たす必要があるときに施工されます。
駐車場では、塗膜面の摩耗性、耐久性が求められます。
逆に防水性能に必要なのは塗膜の柔軟性です。
つまり、フローン防水材の耐久性能では、
車など重量物が載ってしまうと剥離、破断など不具合が起きてしまいます。
ですが、駐車場などで使用するAUコートでは塗膜厚がなく、
当然ですが、防水性能があるとは言えません。
それらを満たす材料を組み合わせた工法が「フローン駐車場ハイブリッド工法」です!
塗膜強度、防水性能、摩耗性、耐久性能などをすべて確保しなければならないため、
工程数は多くなりますが、
施工した物件のオーナー様にとっては非常に満足度の高い工法とのことで、
高評価をいただいております。
実際の施工現場がこちらです。
中部地方の某商業施設の屋上です。
また、弊社HPには、「フローン駐車場ハイブリッド工法」の施工実績も
掲載しております。
東京都内駐車場
フローン駐車場ハイブリッド工法の仕様について
「フローン駐車場ハイブリッド工法」の仕様の一例をご紹介します。
このように、ウレタン塗膜防水材、床用ウレタン厚膜塗料、
さらにはウレタントップコートのすべてのメリットを組み合わせることにより、
通常では対応出来ない現場に適用できるようになりました!
尚、この仕様は一例です。
「フローン駐車場ハイブリッド工法」ご採用をご検討の方は、
是非弊社営業までお問い合わせください!
特殊な例②:ゴムチップ面への施工事例
遊歩道や商業施設、公園、競技場トラック等によくあるゴムチップ舗装面にも、
美観の回復目的で弊社の使用実績があります。
ゴムチップと防水材?
ゴムチップ材は、コンクリートに比べて歩行や運動などがしやすいですよね。
これは弾性によって足への負担が軽減されるためです。
したがって、ゴムチップ材の現場問い合わせがあった際は、
AUコートのような床用塗料ではなく、
弾性トップ14のような防水用のプライマー・トップコートでの改修を提案しております!
某商業施設へ施工した例です。
某陸上競技場施設へ施工した例です。
皆様が足を運んだことのあるショッピングモールの広場や、
テレビなどで見る競技場トラックのラインは、
もしかしたら弊社トップコート材で施工されているかもしれません・・・・
ゴムチップ面施工時の注意事項
ゴムチップ材は透水性を発揮するためチップ材同士に適度な空隙があります。
そこに塗料をローラーで施工した場合、空隙に塗料を必要以上に押し込んでしまい、
想定以上の使用量となってしまいかねません。
そのため、吹付での施工を推奨しています。
おわりに
今回は、屋上防水以外での弊社防水材料の施工事例をご紹介しました。
目に入る機会が多い場所での施工事例でしたが、いかがだったでしょうか。
防水材料がいつもより身近に感じられたのであれば幸いです。